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ぶどうの学校の様子

平成25年度 ぶどうの学校の様子

平成25年度ぶどうの学校の始まりです。今年で5期目になるぶどうの学校は、53名の受講者で開講しました。4月7日の抽選会で、紫玉、藤稔、ピオーネの3品種から、各受講生の樹が決まりました。

第1回 平成25年4月14日(日曜) 晴れ(強風) 出席者数 48名 開講式
きょうの作業:ビニール被覆、除草

ぶどうの学校の様子
室山代表のあいさつの中で、諸注意として、栽培技術をより理解していただくために、各回の実施日前には、各自ぶどう作業便利帳を前もって目を通していただいておいていただきたいとのお願いがありました。

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今日の作業はビニール被覆です。
「ぶどうはもともと雨の少ない国で作られていた作物です。
ビニールは人でいえば傘のようなもの。ビニールをかけることで、樹木や果実、葉に雨にかからないようにします。
こうすることで、主枝を守り、より少ない量の薬剤でその効果を保ち、病気や害虫の発生を防ぐことができます。」と説明がありました。

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説明後、ビニールの張り方を実習しましたが、風が強く思い通りに作業は進みませんでした。仕方なくビニール被覆作業は来週に延期となりました。その後は、除草作業を行って今日の作業は終了しました。

<<お知らせ>>
今回、強風のため、ビニールの被覆作業ができませんでした。そこで来週4月21日(日)9時より、ぶどうの学校を臨時開校します。ビニールの被覆作業は、ぶどうの栽培には欠かせない作業です。是非、出席して下さい。

第2回 平成25年5月5日(日) 晴れ 出席者数 50名
きょうの作業:芽かき、藁敷き

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いよいよ今年も芽かき作業の始まりです。
最初に見本樹で、現在の生育状況と今日の作業について説明がありました。樹によっても生育状態にばらつきがありますし、1本の樹でも主枝から出た芽の大きさは、まちまちで生育に違いが見られます。

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「樹全体を見て平均的な芽の大きさを確認して下さい。今回は、陰芽や副芽、極端に生育の進んだ芽など明かに不要と思われる芽だけを除いてください」「基本的には、結果母枝に1つの芽を残しますが、芽が無い場合は向いの結果母枝に2つの芽を残します」と説明がありました。芽の大きさをそろえる理由は、ジベレリン処理がうまく出来ないからだそうです。

「また今年だけのことを考えず、結果母枝に芽がなくても来年のことも考えて、同じように管理します。間隔の広いところは2枝残すように芽を置いておきましょう。一度でやってしまおうと思わないで様子を見ながら作業を行って下さい」など作業のポイントを教えていただきました。

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4月21日のビニール被覆作業にご協力いただきありがとうございました。藁は根を守り、草を抑え、病気を防ぐために敷きます。
「藁を敷くと灌水チューブが隠れてしまいます。除草作業の時にチューブを鎌で傷つけることがないように気をつけてください」と注意がありました。

第3回 平成25年5月12日(日) 晴れ 出席者数 48名
きょうの作業:芽かき、新梢管理、整房

ぶどうの学校の様子先週に続いて、今回も芽かき、整房、新梢管理の作業を行いました。 樹種によっては生育に差がありますが、花房が出ていないうちは芽かきは一度に落とさず様子を見ながら行います。 結果母枝から花房が期待出来ない場合でも来年のために主枝に近い芽は残します。

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結果母枝から旺盛に伸長し、生育が同じくらいの枝が出ている場合は、誘引しやすい方の枝を残します。
先週と同じように、副芽・陰芽は除きます。
蔓は色んなところに巻き付くので、早めに取っておきます。

第4回 平成25年5月19日(日) 曇り 出席者数 49名
きょうの作業:芽かき、新梢管理、誘引、整房

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生育が旺盛になってきました。これからの管理がとても大切です。先週に引き続き、わき芽や不要な枝を落として、一つの結果母枝に一つの枝を残します。
花房も最終的には一つにしますが、ジベレリン処理を適期に行うためにも生育状況が同じものを残す必要があるので、もう少しようすを見ながらでもかまいません。
花房の車は先端から12〜15ほど残し、後ははさみで落とします。

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伸びてきた枝はバインド線で軽く固定しながら誘引します。
誘引したい方向に枝が伸びていない場合は、両手で枝をねじりながら誘引していきます。
無理に引っ張ると折れるので、注意しながら行って下さい。

第5回 平成25年5月26日(日) 晴れ 出席者数 48名
きょうの作業:芽かき、整房、新梢管理と誘引

ぶどうの学校の様子
今回も前回に引き続き、芽かき、整房、新梢管理と誘引です。
花房が長く伸びてきて、クルマもはっきりわかるようになってきました。クルマを15ほど残して粗整房します。
整房をきちんとしないと、ジベレリン処理が上手く出来ません。
ジベレリン処理は花の満開から3日後に行います。ここの園では来週か再来週くらいになるでしょう。

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葉も花房も大きくなってきました。
1本の枝(新梢)に14〜15枚置いて、先端を切ります。これを摘心といいます。
枝の生育を止めると脇芽が出てきますので 注意して下さい。

第6回 平成25年6月2日(日) 晴れ 出席者数 47名
きょうの作業:芽かき、整房、新梢管理と誘引、ジベレリン処理(紫玉のみ)

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新梢の誘引は、隣の枝と平行になるように誘引します。
わき芽は取っておきましょう。葉を14〜15枚おいて摘心します。
整房は“落としてナンボの世界“です。
思いっきり落としてください。最終的に40粒くらいになるようにします。
房はなるべく、下の方を向いている方が、ジベレリン処理や、袋かけ作業はし易くなります。

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今日は、収穫時期が早い品種(紫玉)の1回目のジベレリン処理を行いました。この作業は、種を無くすために行います。房についた花殻を、必ず取ってからジベレリン液につけます。
花殻がついたまま液につけると、灰カビ病やジベ焼けの原因になります。ピオーネと藤稔は次回(6月9日)にこの作業を行います。

第7回 平成25年6月9日(日) 曇り 出席者数 53名
きょうの作業:ジベレリン処理、芽かき、整房、新梢管理と誘引

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前回は紫玉の1回目のジベレリン処理を行いましたが、今日は、藤稔とピオーネの1回目のジベレリン処理を行いました。
ジベレリン液に2000倍のフルピカがいれてあります。これは、灰色カビ病を予防するための殺菌剤です。

ぶどうの学校の様子右は、花が咲いた後の様子です。茶色に見えるのが花殻です。ジベレリン処理の前には必ずこの花殻を取り除きます。軍手をつけた手で軽く撫でるようにするととれやすいそうです。花殻がとれたら、ジベレリン液の中に果房をつけて、カップの中で2〜3回振ると、水泡が出てきます。これを確認してから、ジベレリン液から果房を出します。出した後は、液を落とさないようにします。この作業で花ぶるい(生理的落花)が起きますが、落ちた方が摘粒作業が楽になるそうです。

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後は、いつもどおり新梢管理、誘引の説明がありました。

第8回 平成25年6月16日(日) 曇り時々晴 出席者数 48名
きょうの作業:藤稔、ピオーネのジベレリン処理(2回目)、摘粒、芽かき、誘引、除草

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今日は、藤稔とピオーネの2回目のジベレリン処理を行いました。
1回目のジベレリン処理は、ぶどうの種を抜くことを目的で行いますが、2回目のジベレリン処理は、粒を大きくするために行います。
ジベレリン液に浸した後、果房の余分な液を落とすことで、ジベレリン焼け(粒が茶色くなる)を防ぐことができます。

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2回目のジベレリン処理を終えると、急速に粒が大きくなってきます。粒が多すぎると詰まって房の中にハサミを入れることが出来ないほどになり、摘粒作業が思うように出来ません。
出来るだけ今日の内に、摘粒作業を済ませてください。

第9回 平成25年6月23日(日) 小雨時々曇り 出席者数 50名
きょうの作業:摘粒、芽かき、誘引、除草

ぶどうの学校の様子
今日は、摘粒作業を中心に説明がありました。摘粒は果房の価値を高め、裂果や果粒の萎凋(いちょう)、脱粒を防ぎ、病害虫被害の拡大防止のために行います。無駄な果粒を除去し、残す果粒の肥大を促進させます。落とす果粒は、[1]奇形果、裂果、小さい粒、[2]内向きの粒、[3]上向き・下向きの粒 等です。

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紫玉で1粒40g、ピオーネ・藤稔は1粒35gくらいになります。最終的に500gの房を作ることを目標にしますから、おのずと1房の粒数がわかりますね。落とすのはおしいように思われると思いますが、クルマが裂けて粒がつぶれ、良いぶどうが出来ません。
「何度も言うようですが“落としてナンボ”の世界ですから、思い切ってどんどん落としてください」と説明がありました。

第10回 平成25年6月30日(日) 晴れ 出席者数 53名
きょうの作業:摘粒作業

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今回は、袋かけ作業の予定でしたが、生育状況を確認の結果、少し早いようなので袋かけ作業は延期となり摘粒作業を行うことになりました。
ぶどうの房数を確認し、受付で袋数を申告して袋を受け取り、その後、今後の作業とスケジュールについて説明がありました。
その後、前回からの続きで摘粒作業を行いました。

臨時2回目 平成25年7月7日(日) 晴れ
きょうの作業:摘粒、袋かけ作業

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前回、延期になった袋かけ作業のため、臨時にぶどうの学校が開校されました。
「袋かけ作業は収穫時期の約1ヶ月前に行われます。
ぶどうの学校の収穫時期は例年、8月中旬〜9月の上旬なので、本来ならば、少し早い時期の袋かけ作業です。
袋をかけると、摘粒作業が出来なくなるので、今日は最後の摘粒作業と思って行って下さい。
今の時期はまだ粒が自由に動く位が理想です。これから着色がはじまってくると、果肉が柔らかくなり、同時にもう一度粒が肥大してきます。それらを頭に置いて摘粒し、袋かけ作業を行って下さい。」との説明がありました。

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見本樹で、大きすぎる房の摘粒方法と袋かけの実演がありました。
袋かけ作業が済むと、後は収穫を待つばかり。
収穫が今から楽しみですね。

第11回 平成25年9月8日(日) 雨のち曇り 出席者数 51名
きょうの作業:収穫作業

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袋かけ作業をしてから、約2ヶ月ぶりのぶどうの学校です。
今年は、受講生が管理したぶどうが野生動物により被害にあうという、これまでにないハプニングが起こり、経過説明後、被害状況の調査から始まりました。

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被害を最初に確認したのは、8月11日でした。
早速、神戸市から捕獲器を借りて設置し、アライグマを1匹捕獲しました。
被害に遭われた受講生の皆さんも、気の毒ですが、アライグマも生きていくためには仕方がないことなのでしょう。農業者が頭を抱える問題まで、受講生の方に体験していただく結果となってしまいました。
受講生の方から、最終収穫日を延期してほしいとの意見がでたため、今年は9月23日を最終収穫日とし、ビニールの除去作業も23日に実施することになりました。

臨時3回目 平成25年9月23日(月・祝) 晴れ 出席者数 33名
きょうの作業:最終収穫・ビニール除去作業

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今回は最終収穫日です。
収穫後は、協力しあってビニールの片付けを行いました。その後、園をきれいに片づけて今日の作業は終了しました。
次回は、年明けの1月12日、剪定作業の予定です。

第12回 平成26年1月12日(日) 晴れ 出席者数 44名
きょうの作業:剪定作業

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いします。
今回は新しい年を迎え、最初のぶどうの学校です。
収穫を終え、葉も落ちて枝だけになったぶどうの樹は、今年の実りの準備のため剪定を行います。良いぶどうを作るためには、母体となる丈夫な樹をつくらなければなりません。必要な芽だけを残して枝を切っていくことで、日当たりを良くし今年、来年と続く丈夫な樹をつくる準備を始めます。

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「剪定作業は樹液が止まった時期に行います。
12月上旬頃はまだ、樹液が出てくるので避け、12月下旬〜1月中に作業を終えるようにします。
剪定は結果母枝(1年枝)を1〜2芽残して枝を切り落とす短梢剪定を行います。剪定法としては6芽ほど残す長梢剪定もありますが、ここの園では短梢剪定を行います。」と説明がありました。
受講生からは、成長中の樹の主枝延長枝の切り返し方法や、芽飛びを防ぐための芽キズの入れ方、樹木の皮むき方法と作業時期など、次から次にたくさんの質問が出て、熱心にメモを取られている姿が印象的でした。「長く付き合っていく樹ですから、将来樹がどのように伸びていくかを考えながら作業してください」と説明がありました。。

ぶどうの学校の様子
見本樹での説明の後、誘引時にとめたバインド線をはずし、受講者の方には、粗剪定を行っていただきました。
25年度はたくさんの実りをありがとう!今年も良いぶどうがたくさん収穫出来ますように…と思いを込めて作業が終了をしました。

♪次回は施肥講習会と閉校式です。
午後からは希望者のみ、梅、栗の剪定講習会が開催されます。受講料は無料です。是非、ご参加下さい。お待ちしています。

第13回 平成26年1月19日(日) 雪時々晴れ 出席者数 32名
きょうの作業:施肥作業

昨年4月に開校したぶどうの学校も、いよいよ 閉校式を迎えました。
今朝は神出に初雪が降り積もり、真っ白なぶどう園での作業となりました。今年初めてカリキュラムに組み入れられた施肥講習会は、雪かきから始まり、その後、ぶどうの樹の根元に敷いた敷き藁、落ち葉、等をのけて肥料を撒きました。今回使用した肥料は、ゴールデン有機、FTE、と牛糞堆肥です。

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「元肥は本来12月頃に行うのが理想です。もし皆さんが、家でぶどうを栽培されているのなら、12月に行って下さい。敷き藁や落ち葉をのけるのは、病気を防ぐためです。害虫や菌を越冬させないためにも必ず行って下さい。敷き藁等を取り除いたら、次は肥料を散布します。化学肥料は粒子が細かく、堆肥は粒子が粗いので、化学肥料から先に散布して下さい。散布する範囲は防根シート間全体です。肥料は細い根から吸収するので全体に広げて下さい。太い根が張っているところに与えても吸収しないことを覚えておいて下さい。化学肥料を散布した後、堆肥を散布し、備中鍬で軽くかじいて、土と肥料を混ぜて下さい」と説明がありました。

ぶどうの学校の様子 施肥講習会の後、閉校式が行われました。
室山代表から「全行程13回と臨時3回の16回のご参加、ご協力ありがとうございました。今年はアライグマの被害があったり、色付きが悪かったりといったこともありましたが、色付きが悪かった原因は整房、摘粒がきちんとできていなかったことにあると思います。この夏、チャレンジされる方は、このような点に留意して実践してみてください」との講評がありました。
受講生の皆さん1年間本当にお疲れさまでした。

今年は全体で2800房でした。1人当たり50房弱の収穫実績でした。

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