| TOP 前へ 次へ ホーム | ||
| ■第21回 ブルガリアのジャム | ||
| 6月上旬、機会があってブルガリアのカザンルク(パラの谷)に行ってきました。今回は現地の農村で見学したことを報告します。
バラの国といえばブルガリア。トラキア平原近くのバルカン山脈とスレドナ・ゴラ山に囲まれた地域にパラの谷があります。バラの生育に適した環境で、ローズオイルと食用バラの世界一の産地といわれています。 現地ではパラ畑で花摘みを体験し、オイル精製工場とバラジャムの作り方を見学しました。ジャムの簡単なレシピを入手したので紹介します。材料として、新鮮なバラの花びら80枚▽砂糖1kg▽レモンのしぼり汁1個分▽水適量−を用意。作り方は、水を熱して砂糖を入れます。花びらを入れて適当なゼリー状に煮詰まってきたらレモン汁を入れます。火を止めて冷めたら出来上がりです。 ブルガリアの人々は朝食前に、スプーン1杯のバラジャムを自然水に入れて飲みます。香りが心身のストレスを癒し、感情を冷静にさせるそうです。パンと一緒に香りを楽しみながら食ぺることが、ブルガリアの食卓では欠かせないようです。ただ近年は、家庭でジャム作りすることは少なくなったと聞きました。 一方、日本ではマイジャムブームというか、自分で楽しむジャム作りや農産物加工品として地域独自のジャム生産が増えています。中でも「バラの花びら入りジャム」は、高級感を漂わせるジャムとして人気があります。 地域でとれた原材料を加工し、年間を通じて食することは楽しく、安全で安心なものです。まずは家族でジャムを作ってみてはいかがでしょう。 【この記事は、2006年(平成18年)6月30日 金曜日の神戸新聞(夕刊)に掲載されています】
|