この「消費者対応技術研修会」を終えた農産加工グループのリーダーから加工施設での現場で実際の作業の流れや施設全体の使い方など現状調査とその結果を踏まえての改善計画を立てたいとの相談が普及センターに寄せられました。
そこで、私は県立農林水産技術総合センター食品加工流通部に協力を依頼し、施設の平面図を持って、現状調査と改善計画づくりへの支援を進めていきました。
加工施設と作業の様子を観察し、加工工程毎の作業手順とその目的などを聞き取り、記録していきました。
そして、その調査結果を踏まえ、すぐに改善できることはその現場で説明し、改善方法を提案し実践してもらえるように指導していきました。
また、リーダーやグループ員との検討を必要とするものは、改めて、県立農林水産技術総合センター食品加工流通部の助言指導を得ながら、グループとしての改善方策を見出し、その後にグループ単位での研修会を開催し、実践へとつないでいきました。
このように、年間2回の研修会を通して、農産加工グループ員の衛生管理意識の高まりは、何とかみんなで衛生管理の改善に取り組みたいという農産加工グループ員の主体的な実践行動につながっていきました。
私は、農産加工グループ員の意識と行動の変化を見とどけながら、農産加工グループ個々の特長活かした適切な支援ができるようにとの思いを込めて対応していきました。
そして、いくつかの農産加工グループでの衛生管理改善活動の取り組みが、ある程度実績として成果が現れた時期を捉えて、再び「ふるさと食品加工グループ研修会」を開催し、地域全体にその運動展開を広げていきました。
その研修会では「おいしい・安全・安心・加工品づくりのすすめ」とテーマを設定し、身近な衛生管理改善活動事例を交え、具体的なおいしい・安全・安心・加工品づくりのノウハウを習得していくというものです。
次回は、実践事例に学ぶ研修会での様子をご紹介します。
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高階 智世(たかしな ともよ)
兵庫県但馬県民局地域振興部和田山農林振興事務所八鹿農業改良普及センター
農業普及指導員(農村生活)
兵庫県西脇市生まれ。養父市在住。
1981年 兵庫県生活改良普及員となる。
北淡路、加古川、西脇、宝塚、和田山、豊岡農業改良普及センターの普及指導員を経て
2005年から 八鹿農業改良普及センター 普及指導員。
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