安全・安心な農産加工品づくり

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■第10回 衛生管理の徹底 4 研修会の様子
 「消費者対応技術研修会」では、衛生管理は、消費者からのクレームや事故が起きたときの対応において、消費者への説明責任を果たす時、農産加工グループ員の姿勢を示す指標になることを理解し、心を込めて、より品質の高い食品を作ろうと努力している自分たちの加工活動を記録し、いつでも消費者への問い合わせやクレームに対応できるための準備として取り組む意欲を高める内容としました。

 研修会では県立農林水産技術総合センター食品加工流通部から講師をお願いしました。
 講師から、県下加工食品のクレーム発生状況とその発生要因、さらに、改善に向けて記録を確認し、消費者への説明責任を果たすなどのクレーム対応の方法、農産加工グループ員ひとりひとりの衛生管理意識を高める重要性について指導を受けました。
 講話の半ば、講師は背広姿から白衣に着替えました。何が始めるのだろうと、会場が一瞬ざわめきました。講師は、実践につながる効果的な研修会とするために、白衣などの身支度と手洗いの効果をより強く印象づけるための演出でした。
 農産加工グループ員達は、白衣を着た講師の姿を見て「清潔感がある」とか「私達も加工所で白衣を着ることで衛生管理を徹底しようと一層気が引き締まるもの」と会場から様々な反応がありました。

 そして、白衣を着た講師は、数人の農産加工グループ員に手洗い前と後の2回、手のひらの生菌数を調べました。
 また、手洗いの前と後の生菌数を調べて数字が紹介されると、手のひらの目に見えない汚れへの関心が高まり、「手洗いの徹底」「手洗い場所に手洗いの手順がわかる資料を貼りつけよう」「備え付けの洗剤や爪ブラシ・ペーパータオルの確認を今一度徹底しよう」など、研修会のはじめの面持ちから一変し、明るい表情の農産加工グループ員の目の輝きを見て、「衛生管理」は、当たり前のこととして実践するものという理解が深まったという確かな手応えを感じました。


高階 智世

高階 智世(たかしな ともよ)

兵庫県但馬県民局地域振興部和田山農林振興事務所八鹿農業改良普及センター
農業普及指導員(農村生活)

兵庫県西脇市生まれ。養父市在住。
1981年 兵庫県生活改良普及員となる。
北淡路、加古川、西脇、宝塚、和田山、豊岡農業改良普及センターの普及指導員を経て
2005年から 八鹿農業改良普及センター 普及指導員。

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