安全・安心な農産加工品づくり

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■第4回 簡易製造記録様式はこうして誕生した(4)
 誰でも気軽に手軽に取り組める製造工程管理記録様式とは・・・

 色々と考えていると、北部農業技術センターでの研修会で教えてもらった白菜漬物の製造工程表。それに、ジャムの製造記録を聞き取りで記録した時の様式を思い出しました。

 具体的に作業を進めるため、農産加工グループ員と面談し、製造工程における作業ポイント、温度や時間などの数字を細かく聞き取りしました。

 早速、聞き取りした内容に基づき、製造工程と各工程での作業ポイント、工程管理項目と基準などを記載した基本製造工程記録様式を作成しました。

 この様式で、記録してもらえるかしら?・・・とにかく見せてみよう。

 農産加工グループ員にその様式を示しました。

 記録は、○×と時間、数字だけの手軽にできる様式にしていたため、「これなら記録できそう。」と明るい返事。ホッと一安心。

 これを機に、自信を得て、管内の農産加工グループの商品を分類し、みそ、佃煮、漬物、こんにゃく、ジャムという5つのグループに分け、同じような製造工程記録様式を作成して、それぞれのグループに示し、安全・安心・おいしいふるさと食品の生い立ちを説明できる力を備えるようになってきました。

 時を同じくして、平成15年に改正された食品衛生法では「食品等事業者の責務として記録保存の努力義務」が明記されました。

 豊岡地域では、そのような安全・安心・おいしい食品への消費者ニーズに対応できることもあり、記録を実践する農産加工グループが急速に増えてきています。


高階 智世

高階 智世(たかしな ともよ)

兵庫県但馬県民局地域振興部和田山農林振興事務所八鹿農業改良普及センター
農業普及指導員(農村生活)

兵庫県西脇市生まれ。養父市在住。
1981年 兵庫県生活改良普及員となる。
北淡路、加古川、西脇、宝塚、和田山、豊岡農業改良普及センターの普及指導員を経て
2005年から 八鹿農業改良普及センター 普及指導員。

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