安全・安心な農産加工品づくり

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■第1回 簡易製造記録様式はこうして誕生した(1)
 私は農業普及指導員です。

 耳慣れない職種ですが、県職員です。農業改良普及センターというところで、農家への技術指導や農産物加工グループの育成や技術指導をしたりしています。農村の高齢化率は急激に進行しており、存続すら危ぶまれる集落も現実味を帯びてきています。

 これといった働き場もなく、労力も高齢者ということになれば、資源は地域農産物とそれらは加工保存する知恵です。その資源を上手く活かして現金収入を増やしていきたいと、主に女性グループの人達と頑張っています。

 そのような活動のなかで、私が気のついたことや取り組んできたことのなかで農産加工をしている人やこれからやってみようと考える人に役立ちそうなことを紹介できればと思っています。

 平成10年の夏のことです。いつもなら明るくステキな笑顔のある農産加工グループの代表者が一転疲れた表情で「消費者からクレームがあり、夜も寝られない」との相談を打ち明けられました。私は彼女が普段から真面目に取り組んでいる姿を見ているだけに胸が痛くなりました。

 他の農産加工グループでも同じようにクレームへの対応で苦慮しているのではないかと心配になりました。

 さあ、普及指導員として、どのように対応するのか?

 次号に続く・・・。


高階 智世

高階 智世(たかしな ともよ)

兵庫県但馬県民局地域振興部和田山農林振興事務所八鹿農業改良普及センター
農業普及指導員(農村生活)

兵庫県西脇市生まれ。養父市在住。
1981年 兵庫県生活改良普及員となる。
北淡路、加古川、西脇、宝塚、和田山、豊岡農業改良普及センターの普及指導員を経て
2005年から 八鹿農業改良普及センター 普及指導員。

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