| サツマイモの貯蔵は10℃以下の低温に合わせないことがポイントです。時期が高温時期の場合は傷ついたイモは癒合組織ができ腐敗しにくいが低温の時期は癒合組織ができにくいので腐敗しやすい。そのため、堀取りの時はイモに傷を付けないように注意することが重要です。傷ついたイモは貯蔵が困難なのでなるべく早く食べてください。
貯蔵温度が高く12〜15℃が適温で、9℃以下になると黒く変色したり、腐敗するなど低温障害が現れますので冷蔵庫に入れるとかえって日持ちが悪くなります。
サツマイモを長期間保存するには、掘りとったサツマイモは風通しのよい日陰で1〜2日乾かしてから、12〜15℃で温度変化の少ないところで貯蔵してください。
大量のサツマイモを長期間保存するには、土中80cm前後のところなら真冬でも温度が一定しているのでサツマイモの貯蔵に適した条件を保つことができます。地下水の低いところに深さ80〜100cm程度の穴を掘り下図のように稲わらや籾殻の中にサツマイモを入れるようにして、その上に雨水が入らないように盛り土をしてください。サツマイモも呼吸していますので空気抜きをしておいてください。また、家庭で貯蔵する場合は、発泡スチロール、段ボール等の上部に穴を空けた箱にサツマイモを新聞紙で包んで入れるか、籾殻を詰めた中に入れて室内の温度変化の少ない暖かいところに保存します。クーラーボックスなど密閉した箱で貯蔵する場合は中の空気を時々入れ換えてください。
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稲垣 國昭(いながき・くにあき)
兵庫楽農生活センター 参与
1940年 兵庫県三木市生まれ
1962年 兵庫県職員として農業試験場勤務、以後農業指導に従事
2000年 兵庫県職員退職
2008年 現職
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