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■第53回 コマツナの栽培
 コマツナはアブラナ科の野菜で、カルシュウムは野菜の中でも最多で、鉄分、ビタミンB・Cなどの栄養素も豊富で、柔らかく癖がなく「おしたし」「煮物」「鍋物」「汁の実」など幅広く使われる野菜である。
 菜類の中で最も暑さ、寒さに強く、一年中いつでもつくりやすく播種から収穫まで秋冬で80〜90日 夏は20日前後と短期間で収穫できます。栽培の要点は揃って発芽させること、遅れないように間引きすることが大切です。土質に対する適応性は広く、どんなところでも栽培でき連作の害も出にくい野菜です。
 畑の準備では元肥としてのN8・P8・K8程度の化成肥料を1m2当たり100g程度施し、土とよく混ざるように耕し、120cmの畝にする。種まきは「2条まき」か「ベットまき」にしますが、2条蒔きの場合は鍬幅程度の溝にばらまきします。タネをまく前に播種する溝に十分潅水をしてから種をまき軽く押さえてから、5mm程度(種の3倍くらい)の覆土をする。種まき後乾燥しないように藁、寒冷紗、不織布等で発芽するまで被覆する。
 発芽後から間引き作業が大切です。間引きの1回目は発芽後子葉が開ききったときに、子葉がふれあわないように、第2回目は本葉が3枚目、第3回目は本葉が5枚目ころに行う。いづれにしても丁寧に間引きを行い、間引いた後は軽く押さえてから、間引きごとに追肥を施すと根張りのよいそろった株が育ちます。

コマツナの栽培


稲垣 國昭(いながき・くにあき)

兵庫楽農生活センター 参与

  1940年 兵庫県三木市生まれ
  1962年 兵庫県職員として農業試験場勤務、以後農業指導に従事
  2000年 兵庫県職員退職
  2008年 現職

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