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■第45回 白菜の栽培
 白菜は炒め物、鍋物、浅漬け、キムチ漬けの材料として利用出来る野菜です。
冷涼な気候を好み、生育適温は15℃〜20℃で、比較的適温の幅が狭いので播く時期、品種
等に注意しなければならない。多くの品種があり、大半が交配種で、病気に強く、生育が早く良く揃う。播いてから収穫するまでの期間は、早生種で65日、中生種で80日、晩生種で90〜100日ぐらいである。結球するには、種まき後40日〜45日で10枚以上の葉数が必要である。ところが、3〜13℃の低温になると花芽が出来て、それ以後は葉数の増加がない。

 白菜の根は細いが深くまで伸びる。種まきの1週間前までに堆肥と元肥を入れて、深く耕し、畝幅は120cmで出来るだけ高畝にする。2条植で株間は早生種は30〜40cm、中晩生種は45〜50cmで定植または点蒔きする。点蒔きする場合は播き個所の土を細かく砕き、播き穴には初期の害虫防除のために、オンコル粒剤などを2gづつ、土と良く混ぜ合わせる。ビール瓶の底で軽くたたき、浅い播き穴を作り、1個所5〜6粒づつ播いて薄く土を覆って、乾燥防止に切り藁を置いて灌水する。暑い時期や畑のあいていない場合は育苗して植える。

 育苗はポリポット、プラグトレイに2〜3粒づつ種をまき風通しの良い涼しい場所に並べ、できれば寒冷紗をトンネル掛けする。本葉が出始めたら1本に間引き、本葉4〜5枚のころ、夕方に鉢を抜いて深植えにならないよう丁寧に定植する。

 白菜は葉を利用する野菜であるから、伸び伸びと育て、結球始めには畑の土が見えないくらいの葉を作っておく。肥料の吸収が多くなるのはやや涼しくなってからで、結球始めからもどんどん肥料を吸収するから肥料切れのないように追肥する。元肥には1m2当たり苦土石灰15g、ようりん6g、を入れ耕し、完熟堆肥300gと高度化成12gを施して畝を立てる。追肥は種まき(定植)後半月ごとに結球始めまで3〜4回に分け、化成肥料を各々4〜5g施す。生育初期は中耕をかね、株間や畦肩をけずって施し土をかけるが、大きくなったら根が土の表面に浮き出しているので、葉にかからないように、畝の肩から谷溝にバラ施用する。収穫は頭を押さえてみて硬く締まっていたら収穫しても良い。

白菜の栽培


稲垣 國昭(いながき・くにあき)

兵庫楽農生活センター 参与

  1940年 兵庫県三木市生まれ
  1962年 兵庫県職員として農業試験場勤務、以後農業指導に従事
  2000年 兵庫県職員退職
  2008年 現職

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