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■第44回 チンゲンサイの夏季栽培にチャレンジ
 近年導入された中国野菜の中で最も普及したものです、茎は肉厚だが軟らかく味に癖がなく、炒め物、クリーム煮などによくあい、煮くずれせず歯触りがよく、カロテンを多く含むので人気があります。

 冷涼な気候を好みますが耐寒性・耐暑性があり簡単な保温や遮光被覆で早春〜秋まで栽培できます。低温に合うと花芽ができ「とうが立つ」ので、春早く播いたり、秋遅くまくときはトンネルで保温し、15℃以下にならないようにします。

 夏の栽培は種まき後35日前後で収穫されるので野菜の栽培において、空いている畑にいつでも栽培でき畑の有効利用が出来ます。夏の栽培にチャレンジしてみましょう。

 少ない株を育てるにはポット育苗し、まとまった株を育てる場合は畑に直播きをするのが効率的です。ポット育苗する場合は6cmのポリポットに5〜6粒づつ蒔き、畑に直播きする場合、75〜90cmの畝に3〜4条のすじ蒔きをします。種まき後、覆土を2〜3mmする。その後高温対策・害虫対策のため不織布などをべた掛けするか、トンネルをします。

 発芽率、発芽勢が非常によいので間引きが重要な作業になります。蒔き時期が遅れると軟弱徒長しますので良品質のものが出来ません。ポット育苗の場合、本葉4〜5枚になるまで育て畑に植え付けます。

 間引きは発芽後子葉が開ききったころ、混みすぎたところや伸びすぎた株を間引き、本葉2枚のころ株間を5〜6cm、最終に株間を10cmにします。肥料は元肥を重点に化成肥料90g、追肥を20gづつ2回に分けて施す。生育を促進するために土壌水分を見ながら灌水を十分にすることが大切です。

チンゲンサイ 間引き


稲垣 國昭(いながき・くにあき)

兵庫楽農生活センター 参与

  1940年 兵庫県三木市生まれ
  1962年 兵庫県職員として農業試験場勤務、以後農業指導に従事
  2000年 兵庫県職員退職
  2008年 現職

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