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■第41回 長期間収穫のできるインゲン豆の栽培
 インゲン豆を三度豆とも呼ばれるのは、短期作で何回でも作れることからきています。インゲン豆のゆで莢は繊維、カルシウム、ビタミンA、鉄などを多量に含んでいます。 冷涼な気候を好み、生育適温は15〜20℃で30℃以上の高温と10℃以下の低温で生育を阻害される。高温性であり、早まきしすぎると発芽しても霜でやられてしまうので、種まきは晩霜の危険がなくなってから播く。早づくりをしたい場合は、育苗したものを植え付ける。植え付ける畑は酸性土壌に弱いので苦土石灰等を施用し酸度を矯正する必要がある。

 品種はつる性、つる無しの2種類があり、莢の丸いもの、平らなもの等がある。

 早つくりの育苗栽培から8月上旬の直播きまでを組み合わせれば、6月下旬から10月下旬までほぼ切れ目なく収穫できる。直播きは6月が最適期である。肥料は豆類の中でも多い目に与えた方が成績がよい。元肥に1m2当たり化成肥料を50gを施用し追肥は葉の色や大きさをみながら速効性のある液肥や硝酸態の化成で加減する。

 つる無しの品種は収穫期が短く、つる有りは長い。つる有りは支柱を高くすれば、いくらでも伸びるので最低でも2mは欲しいところです。主枝が2mに達したら芯を止めると脇芽が出てどんどん莢がつきます。

 育苗栽培は直径9cmのビニールの鉢に3粒まき、本葉2枚のころ間引いて2本立てにし、本葉3〜4枚のころに畑に植えだす。うねの幅はつる無しでは60cmで株間は25〜30cm、つる有りは120cmで株間35cmの2条で栽培する。直播きも同様である。

インゲン豆の栽培


稲垣 國昭(いながき・くにあき)

兵庫楽農生活センター 参与

  1940年 兵庫県三木市生まれ
  1962年 兵庫県職員として農業試験場勤務、以後農業指導に従事
  2000年 兵庫県職員退職
  2008年 現職

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