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■第40回 収穫直後の食味が最高スイートコーン
 スイートコーンは、糖が多く含まれている甘み種のトウモロコシである。収穫直後の糖分がー番多く、時間が経過するとともに糖分が減少し味が落ちていきます。

 温暖で強い日光、乾燥を好むが晩霜にあたると枯れてしまう。肥料の吸収が強く、病気による被害もほとんどないが大敵はアワノメイガの幼虫で雄花穂がでてすぐにそれを食い入り次に分散して果穂を食害するので薬剤を散布して防除する必要がある。

 栽培適温は、25〜30℃で水はけのよい畑であれば土壌は選ばない。

 種まきは畝幅75〜90cmの場合で2条植え、畝幅60cmの場合1条植とする。晩霜のなくなった4月下旬頃が播種適期である。早播きトンネル栽培から7月、8月の播種までを品種を考慮して栽培すれば6月から10月まで連続して収穫することが出来る。しかし、真夏の播種でしかも寒くなる前の短期間勝負となるため、かなり難しい。

 種まきは点まきで深さ2cmの溝に2〜3粒ずつ30cm間隔に播いて覆土する。種まき後、カラスなどの鳥害による被害が出やすいので、防鳥器具やネットなどを使って防ぐのもよい。また、移植栽培が行えるのでポリポットに2粒まき、本葉2〜3枚になるまで育ててから畑に定植する。直播きは本葉3〜5枚で1本立ちにするが、苗ごと引き抜くと残す苗の根を傷めてしまうので、間引き苗を刃物などで切って1本立ちにし、中耕と除草を兼ねて土寄せをする。2回目の土寄せの目安は、40〜50cmの高さになった時に追肥を施し、最後の土寄せをする。

 トウモロコシは雌雄異花で茎の先端部の穂のようになっているのが雄花で、葉の脇芽から出来てくるのが雌花である。受粉によって実入りがよくなる。実入りをよくするために密植したり、茎を揺すつて花粉を飛ばし受粉を促す。

 収穫は1株1穂どりが原則であるが2穂目はベビーコーンとして利用する。
収穫期になるとカラスの食害によって実を食べられるのでカラス対策が必要である。

スイートコーンの栽培


稲垣 國昭(いながき・くにあき)

兵庫楽農生活センター 参与

  1940年 兵庫県三木市生まれ
  1962年 兵庫県職員として農業試験場勤務、以後農業指導に従事
  2000年 兵庫県職員退職
  2008年 現職

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