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■第39回 ビールのつまみにエダマメ
 大豆を未熟のうちに収穫したものがエダマメと呼ばれている。タンパク質、ビタミンA・Cを多量に含んでいるのでビールのつまみとして、夏の栄養補給に最高である。

 生育適温は25〜30℃で最低限界温度は8℃、根の生育には10℃以上は必要である。
3月下旬播種のトンネル栽培でスタートするが、前半は早生の「奥原早生」を後半は独特の味で美味しい大粒のエダマメとなる「丹波黒大豆」で締めくくる。

 品種を早生、中手、晩生を組み合わせ、3月下旬〜6月下旬まきを行い、6月下旬〜11月上旬までの長期間の収穫が可能である。

 直播きでは、鳩の好物が大豆であるので発芽前後の食害が問題になる。播種後に寒冷紗等でべた掛けしておくだけで防除ができる。べた掛けの除去するのが遅くなっても豆の発芽力が強く本葉で持ち上げ生育に問題はない。

 直播きするときは畝幅120cmに2条の20cm〜30cmの株間に2〜3粒ずつ播き2cmぐらいの深さに覆土する。本葉が1枚ぐらい発生したときに2本に整理して育てる。

 育苗の場合はトロ箱に用土を入れ10cm×6cmの間隔に種子をまき覆土は2cm程度おこない。その後本葉が展開した時期に2本ずつ畑に植え付ける。

 花が咲き出したら追肥と同時に株元に土寄せをする。また、開花時期は水分を多く要求し、土壌が乾くと受精が悪く実の太りが悪くなるので潅水をする。

 エダマメの収穫は花が咲いてから40日位で出来る。しかし、開花は株元と上の方では2〜3週間の差があり、先に開花した莢から順に充実する。収穫は株単位が常識であるが、株元の充実した莢から順に手でもぎ取り収穫する。莢単位で収穫すれば残した莢の充実も早まり、少しでも早く収穫したいという希望も満足できる。

エダマメの栽培


稲垣 國昭(いながき・くにあき)

兵庫楽農生活センター 参与

  1940年 兵庫県三木市生まれ
  1962年 兵庫県職員として農業試験場勤務、以後農業指導に従事
  2000年 兵庫県職員退職
  2008年 現職

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