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コラム

山﨑広治コラム 〜ハーイ センター長です〜

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第5回  バケツ稲穂数当てクイズの結果について

【図-1】10月4日のヒノヒカリ
10月4日のヒノヒカリの様子
(左1本植え、右5本植え)
茎が太く素晴らしい株張です。

 お待たせいたしました。
 やっと賞品の「お米」と「丹波黒大豆」が揃いましたので、穂数当てクイズの結果と当選者を発表します。早急に当選者のみなさんに連絡しますので、賞品を取りに来ていただきたいと思います。(当選者に直接連絡します。)
 ちょっと「穂数当てクイズ」難しかったのでしょうか? 稲の茎の増え方想像できなかったのでしょうか? 応募者が15名と少なく残念でした。

 しかし、“びっくりぽん“です!
1本のヒノヒカリの苗がなんと85本の穂を出しました。
そして、10個のバケツで、745本の穂が出ました!
改めて、稲の持つ潜在能力に感心させられました。

品種別、植え付け本数別の穂数は【表-1】の通りでした。

 応募者の多くの方は、1本植えが10本、5本植えが20本になると予想されていました。総穂数が一番近かった人で、差が252本、株あたり25本の差がありました。ちょっとイメージできなかった方が多かったようです。

【図-2】成熟期を迎えたバケツ稲(10月4日撮影)
【図-2】成熟期を迎えたバケツ稲
==上段向かって左から==
キヌムスメ(1本植え 5本植え)
ヒノヒカリ(1本植え 5本植え)
山田錦(1本植え 5本植え)
== 下段向かって左から==
あきだわら(1本植え 5本植え)
コシヒカリ(1本植え 5本植え)

【表-1】品種別植え付け本数別の最終穂数
品種名 1本植 5本植 合計 1株平均穂数
コシヒカリ 68本 79本 147本 73.5本
あきだわら 62本 59本 121本 60.5本
キヌムスメ 66本 67本 133本 66.5本
ヒノヒカリ 85本 87本 172本 86.0本
山田錦 84本 88本 172本 86.0本
総穂数 365本 380本 745本
1株平均穂数 73本 76本 74.5本

【考察】

  1. 品種別の穂数

     穂が早く出る早生品種「コシヒカリ」「あきだわら」は少なくなりました。 中生品種の「キヌムスメ」、そして、晩生の「ヒノヒカリ」「山田錦」になる程、植え付けから穂を出すまでの生育期間が長いため、穂数が多くなり、「ヒノヒカリ」87本、「山田錦」88本と多くの穂を出しました。

    【図-3】山田錦の刈り株と根
    【図-3】山田錦の刈り株と根
    (左 1本植え、右 5本植え)
    1本植えが明らかに茎が太く、根量も多い。

  2. 植え付け本数別の穂数

     早生の「コシヒカリ」は、植え付けから穂を出すまでの生育期間が短く、5本植えでは79本となり、11本多くなりました。
     その他の品種は、1本植え、5本植えで大きな差がありませんでしたが、「あきだわら」は、1本植えの方が穂数が増えました。平均では、1本植えが73本、5本植えが76本と大差がありませんでした。田んぼの中では、20〜30本しか増えない株が、となりの株との光の競合が無いバケツ稲は稲本来の能力を発揮したと考えられます!

  3. 茎の太さ

     総じて1本植えの方が茎が太く、1穂籾数が増えていました。
     特に、1本植えのコシヒカリ、ヒノヒカリ、山田錦は茎が太くしっかりした穂を出しました。これは、1本植えは5本植えに比べ、株内での光の競合が少なく、株が開き受光体制が良くなったためと考えられます。

実は、ヒノヒカリと山田錦で100本超えを狙っていました。

 ところが、茎の増える最盛期にあたる7月13日と25日に台風並みの強風が吹き、稲の葉をかなり揉みました。
これにより。茎の増加スピードが大きく抑えられました。
 “たら、れば“ になりますが、この風がなければ、100本台の稲ができていたかもしれません? 本当に残念!!!

来年こそ、100本超に挑戦したいと思います。楽しみにしていてください! 

【図-4】ヒノヒカリの茎数(穂数)の推移
【図-4】ヒノヒカリの茎数(穂数)の推移

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